公文派?そろタッチ派?徹底比較!我が子にはどちらが合う?


そろタッチと公文、どっちがいいですか?



これは体験レッスンや問い合わせでも本当によく聞かれる質問です。



結論から言うと「どちらがいい」ではなく「どちらがわが家に合うか」が大切です。
公文にも素晴らしい良さがありますし、公文が合う子もたくさんいます。今まさに公文を続けているご家庭も、その選択を誇っていいと思います。そろタッチにもそろタッチの良さがあります。そして「合う子」もいます。
今日はそんな視点で、「違いを知って、自分たちに合う方を選ぶ」ヒントをお届けします。
公文とそろタッチの「育てたい力」の違い
公文さんの場合
筆算×反復で【計算スピードと精度】
公文は毎日のプリント学習で、筆算を使いながら計算スピードと精度を徹底的に鍛えるメソッドです。反復練習の力は本当にすごいです。



高校数学の先取りまでできる強みもあります。
解いてきたプリントの量を目で見ることも出来るので「できた!」という達成感、継続する力が一生の財産になる子も多いです。
そろタッチの場合
イメージ暗算×ゲーム感覚で【暗算力+自走力】
そろタッチは、そろばん式暗算をベースに、頭の中で数を動かしてイメージ暗算を育てます。さらに、ゲーム感覚によって子どもが「やりたい」「もっと進めたい」と思える設計になっているのが特徴。
「自分で考えて進む力(自走力)」が自然と身についていきます。
教材スタイルの違い
公文
- 紙のプリント+鉛筆・消しゴム
- 筆算が中心
- 丸付け必要
そろタッチ
- タブレット学習
- イメージ暗算
- 自動採点&データ分析
公文に合う子、そろタッチに合う子
公文がフィットする家庭
- 反復練習が得意
- ルーティンが好き
- 机に向かうのが苦ではない
- 学校で習う計算方法を得意にしたい
- 毎日プリントに向かう生活リズムが作りやすい家庭
- プリントの管理・採点も苦ではない
そろタッチがフィットする子
- ゲーム感覚で楽しく学びたい
- 暗算力を身に付けさせてあげたい
- 長時間ずっとじっとしているのが苦手
- 友達と競い合うのが好き
- 計算力は身に付けさせたいけど採点などに時間がなかなか取れない家庭
- 机の上じゃなく色んな好きな場所で学習したがる
併用はアリ?メリット・注意点
実際、公文とそろタッチを併用しているご家庭もあります。
公式のお勧めは
まずそろタッチで暗算力を身に着けて、それから算数教室などで学習を続ける方法
私もそれには賛成です。ひっ算のやり方を反復練習しながら、イメージ暗算も練習していくというのは、お子様にとってはかなり負荷をかけている状態です。



そろタッチでひっ算式で計算してしまったり、公文さんのプリントでまだ慣れていないイメージ暗算を使って解いてしまうなど。
もちろん、中には綺麗に使い分けているお子様もいらっしゃいます。正確なパーセンテージは分かりませんが、そういったお子様がいるのも確かです。
ただ、同時に将棋教室とチェス教室に通ってルールを覚える想像をしてもらえたら分かると思うのですが、やはり無用な混乱が起こる可能性があります。
一つずつ順に習っていくと、あぁこっちはこういうルールなのね、と相互理解を深めながら行けるのですが同時だと、あれ?あれ?と。



私だけでしょうか?(笑)
並行してやっていく場合は、デメリットも理解したうえでお子様の性格を見て判断して貰いたいと思います。
- 学習負担になっていないか、やりすぎてイヤになることがないか
- 本人の性格的にたくさんの習い事が合うタイプか、集中して1つやりたいタイプか
こうした点はよく見てあげると良いと思います。
選ぶときのヒント【正解は家庭ごとに違う】
「どちらが正解」ではありません。
- 今、家庭で大事にしたいことは?
- お子さまの性格は?
- 家庭の生活リズムは?
- 毎日プリントに取り組む&家庭採点スタイルが合いそう?
- タブレットで自分のペースで進めるスタイルが合いそう?
迷ったら、実際にお子さんの反応を見るのが一番!
「どちらが正解」ではなく「わが家に合う方法」が正解
そろタッチも公文も、それぞれに価値があります。
大切なのは「うちの子に合うのはどちらかな?」という視点で見ること。そして、子どもに合っていたとしても、家庭として“続けていける形”であるかどうかも大切なポイントです。
特に小さいお子さんの場合は、教室への送迎が必要になることもあります。公文さんは全国に教室がとても多く、近所に通いやすい教室が見つかることも多いです。
一方、そろタッチは公文さんに比べると教室数は少ないですがZoomを活用した授業や、教室に通わずアプリのみで学ぶスタイルも選べます。



今はさまざまな学び方の選択肢がある時代。迷うのは自然なことです。
ですが、いずれも「継続」が何よりも大切。お子さんに選んでもらう前に、ご家庭として無理なく続けられる形はどんなスタイルか、一度整理してみるのをお勧めします。
そのうえで、迷ったら是非どちらも「体験」してみてください。実際にやってみることで「こっちが我が家には合いそうだな」がきっと見えてきます。先生との相性もありますしね。



ご家庭にとって“納得して選ぶ”お手伝いができればと思っています。

