そろタッチは何歳から始めるべき?適齢期と始め時を解説【伊勢校の本音】


そろタッチって、何歳から始めるのがいいんですか?



この質問、体験や個別相談でも非常によく聞かれます。



公式の見解というより、いおり先生は【そろタッチを始める時期】はいつごろがいいとお考えですか?



個人差があるので一概には言えませんが、私は年長の夏頃~小1の夏ぐらいに始めるのがいいんじゃないかなと思います。
この記事では、実際の指導経験や脳・身体の発達段階、家庭のサポート体制まで踏まえて、「そろタッチの始め時」について私の視点で本音でお伝えします。
そろタッチって何歳から始められるの?



システム的にそろタッチって何歳から始められるの?



●歳からしか始められない!ということはなく、どなたでもスタートは可能です。ただ、そろタッチの公式の推奨する開始年齢は「5歳から(年長相当)」です。
ただ、グランプリやそろフェスなど一部のイベントは年齢制限が設けられていますのでご注意ください。
年長の夏ごろが“最適なスタート”の理由



いおり先生が年長の夏頃っていう理由はあるんですか?年長になりたての春じゃダメ?



ダメじゃないです!そこは勘違いしないでほしい点なのですが、もちろんお子様が年長さんになられた春頃に始めようと思われてる方を止めることはしません。



例えば今お子様が2歳ぐらいの状態で「いつ始めたらいいと思う?」と聞かれたらその時期をお伝えする感じです。



そろタッチを続けていくにあたって以下のことが必要となってきます。
これらが自然と揃ってくるのが、年長の夏以降。
- 園児としての最年長であるという自覚が芽生えている
- 小学校を意識し始める
- 本人の「自分でやってみたい!」という気持ちが育っている
- 保護者側も、入学準備や家庭での学習習慣づくりに関心が高まる時期
- 園のリズムにも慣れてるので、比較的余裕があり家族の協力体制を整えやすい
- 年長の冬以降は卒園や入学準備で超多忙なので夏ごろはまだ余裕がある
- ひっ算を習う小2まで1年半ほどあるので余裕をもって始められる



もっと細かい話もありますが、それは個別相談などのタイミングでお話してます。
4歳(年少・年中)から始めるとどうなる?



そろばんだと4歳ぐらいから始めてますよね。4歳でも大丈夫でしょうか?



推奨ってだけで、年中(4歳)でスタートするのも可能は可能ってことですね。うちの息子は結構いろいろ分かってて出来そうな気がするから。



うちの子、のんびりさんだから時間がかかるかもしれないから、なるべく早めに始めたくて。



実際に4歳で始める方もいらっしゃいます。特に兄弟が取り組んでいたり、性格的にゆっくりタイプだから早めに取りかかりたいというご家庭もあります。



早く始めさせたいという気持ち、親としてとてもよく分かります。私自身も長女が年中の時にそろタッチを始めさせました。当時は年齢でなく学年(年長)で推奨されていましたから適齢期よりも前に始めたことになります。
ただし注意したいのは、
難しくて嫌になる可能性
- そろタッチはそろばんと違って学習初日から暗算力を育てる問題が出る
- 早い子は10日ほどで九九が始まる



カリキュラムも自動で進むため、「4歳だからしばらくは数字の数え方とか簡単な部分だけを繰り返しやっていこうね!」ということが出来ません。
思考力・記憶力のベースが整っていないうちに始めてしまうと、最初はいいんですがすぐに本人が理解できずに「できない」「おもしろくない」という印象を持ってしまい、せっかく持たれている数への興味や自信を逆に奪ってしまう可能性があります。
就学前にカリキュラムを終える場合
また、問題なく進み小学校に入る前や小学校の早い段階で全カリキュラムを終えてしまい、そろタッチを卒業する場合。



え、それって大成功ですよね?それも懸念があるんですか?



勿論暗算力がみについているので大成功です。ただ、年長で卒業した場合、小3以降の本格的な計算が始まるまでの数年間の間にせっかくの暗算力のレベルが落ちることも。



練習をしなくなり、暗算力を使う場所がなくなればトップスピードは落ちます。これは脳の仕組み的にある程度は仕方がありません。
定期的な訓練を続けることで維持も出来るので算数教室などもオススメです。



なるほど、小2以降にSやUXに居るほうが学校の計算と並行して訓練になるってことですね。



暗算力を発揮できるのがひっ算などが出てくる2年生以降。その時点でそろタッチの現役生でいることは非常に大事だと個人的に思っています。



「授業がつまらない」「簡単すぎる」と感じてしまい、態度に出てしまう子もゼロではありません。
- 数の遊びや生活での計算を取り入れる
- 本人の関心を高める声かけをする(読み聞かせなど)
- ブロックなどの実物で数を数えたり減らしたりする遊び
- そろタッチの動画など見せてかっこいいね!!と意識させる
- ●歳になったら挑戦してみる?!みたいな未来のワクワク話にする
というアプローチの方が、結果的にスムーズに進むことも。
高学年から始めても大丈夫?



もちろん大丈夫です。むしろ、小学校の生活や学習習慣が安定してから始める方が、進みが早いケースもあります。
既に学校生活を経験しているのが学習体力がついているのと、基本的な足し引きの概念などを既に学んでいるのでスムーズです。
特に九九などがもう入っているので新たに覚える必要がありませんし、この頃から算数への苦手意識がはっきりしてくる時期なので本人の計算が早くなりたい!というモチベーションがある子が多いです。
- 暗算に苦手意識がある
- 計算にムラがある
- 頭の中で考える練習をしたい
という子には、小学生スタートがフィットすることも。



最初はしばらく簡単な問題が多くて学校の方が進みが早いということがありますが、素直に毎日続けていると気づけば教室で一番計算が早くなった子もたくさんいます。
正解率が良ければ自動で判別してミッションがどんどん進みますし、苦手が見つかったらそこは重点的にやれるので、ある意味日本の全体授業よりも「その子の今」に合わせて個別最適化した学習なのがそろタッチの強みです。



デメリットとして「ひっ算を知ってるから」というのもあるにはありますが、個人的には問題はそこではなく、そろタッチではそろタッチのやり方で「素直にやるかどうか」です。
この素直さは正直そろタッチに限ったことではありません。答えのないものを思考する習い事と違って、野球やサッカーでもピアノでも書道でも、スキルを学ぶということは、素直に先生の話を聞くことがベースになっています。
伊勢校の受け入れルールと考え方
伊勢校では、公式と同じく「5歳以上」を原則としていますが開始年齢の上限は設けていません。



うちの子の場合はどうだろう?うちの環境だったらどうだろう??



そう不安に思われた場合は、とにかくまずはご相談ください。
今はタイミングじゃなさそう!と思ったら私はこちらから保留にすることもありますし、希望を聞いていると「それならそろばん教室がいいかも」とお勧めすることもあります。
まずは個別面談でお子様のお話と保護者の方の希望をお聞きしてご家庭にそった形で提案させていただきます。伊勢校では、その一歩を丁寧にサポートしています。
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