未知の世界を生きていく子供たちに大人が出来る唯一のことは環境をつくってあげることかな、というお話。


そろタッチはどのステージまでいけばいいですか?



そろタッチの他に何を習わせたら安心ですか?



お勧めの本はありますか?
大人として、親として私たちは子供に何をしてあげられるだろう。課金するしないに関わらず、情報収集も含めて親のそういう意識の差が子供の未来に影響があると思えてしまって、私たちは常にピリピリしてしまいますよね。(いい意味でも)
私たちには何が出来る???
ちょっとその質問の本質的な部分から考えてみたいと思います。
癇癪倍増デーという異名を持つグランプリとは?!



ちょっといきなり何の話?と思われるかもしれませんがちょっとご辛抱ください(笑)
毎月最終日曜日に行われる「そろタッチグランプリ(以下GP)」これは無料で参加出来るステージ別のオンライン大会です。
毎日のインプットだけじゃなくて、アウトプットすることがとっても大事だから、定期的に無料である絶好のアウトプットの場として伊勢校ではGPをとても大事にしています。



GPは別名、癇癪倍増デーという異名を持つ、保護者の人にとっても恐怖の日でもあります(笑)
参加しないと、何事もない普通の日曜日で楽しかったね~で終わるのですが、いざ参加し始めると順位が上がらないイライラで大癇癪というのはよく聞きます。



夏でも雨戸しめないと通報される!と言ってた保護者の方も見えました(笑)
淡々と取り組む先にあるもの
伊勢校が目指すのは、やる気に満ちた「よっしゃー!やるぞ!」ではありません。
「悔しい気持ちになってまた泣くかもだけど、まぁ練習がてらとにかくやるか」とまだ絶対的な自信がない状態でも、未知のそれに向かっていく一歩です。
毎月淡々と淡々と挑戦して泣いて叫んでいく経験を積むと、出来ないことに挑戦することが特別じゃなくなります。
勝負と名の付くものは全部勝ちたい!
そうDNAに組み込まれているとしか思えない子たちは、それほど実際練習してない状態で、かつ一回だけしか挑戦していない、かつうまくいかない。そんな外からみたら「そりゃそうでしょう」の状況でも大癇癪を起します。
客観的に見たらろくにシュート練習もしてないのに、一発で3Pシュートが決まらなくて怒っている状態と同じです。
これはおかしいわけじゃなくて、自分を客観視する訓練がまだ足りないので当たり前のこと。
思考は訓練・経験で上書きできる
でも毎月淡々と練習のつもりで挑戦していく子たちは、いつのまにかその客観視ができるようになってきます。
少し前に、保護者の方が昔撮ってくれていた【GPで思うように順位があがらなくて大癇癪を起している動画】を伊勢校の生徒さんと一緒に見たことがあります。その時の自分の動画を見てその子は
「え、やばい。一回だけの挑戦で?勝てなくてもう辞めるって言ってるwww え、そんなすぐに上手く行くわけないじゃん、うまく行くまでやり続けたらいいだけなのに、やばい、俺ダッセェ!!」
と大笑いしていました。



今でもラスト30分は順位あげたりキープするために涙流しながらやってます。でも自分で決めて自分で一生懸命取り組んでるから我が子ながら本当に感心してます!
とおっしゃってました。
思考は上書きできるんです。
非認知能力を伸ばす絶好の機会
最近よく聞く「非認知能力」や「やりぬくチカラ」「成長マインド」とかを得るには、そろタッチやそろばんのような習い事は最適だと思っていて。
結局は何かに時間をかけて習得していく過程が記憶となって自信になっていきます。
グランプリだけじゃなくて普段のミッションも同じですが
- 賞状貰えるか分からないけど、とにかくやってみる(ガッツ)
- 毎日)金じゃないかもしれないけど、国旗を進める
- 思うような順位がでなくても気持ちを切り替えてまた来月挑戦する(レジリエンス:困難を乗り越え回復する力)
- 毎日)金じゃなくて銀だったり、チャレンジが消えてしまってもまた次の日に挑戦する
- とにかく毎月やると決めて淡々と取り組む(イニシアチブ:積極的に自分から取り組む自走力)
- 毎日)オバケを付けないように続ける
- 20時、最後まで諦めずに取り組む(テナシティ:粘り強く最後までやり遂げる執念)
- 毎日)ミッションが終わるまで頑張る



そういう生きる上で大切な力(GRIT)が身について、しかもなんと、それに加えて暗算力もつくんです!
未知の世界を生きる子供たち
これから今の子供たちが生きていく社会は、もう本当に目まぐるしいスピードで変わっていくと思います。
私たちが子供の頃、まだ携帯電話もなく(むしろコードレス電話すらない)、PCもDos。カセットテープにセロハンテープを貼って繰り返し音楽を聴いていたのに、今はスマホがあり音楽はデジタルになり、時計で決済ができ、掃除機が勝手に掃除をして、音声操作でエアコンを動かし、子供たちはタブレットで学び、Zoomで海外の授業に参加することも出来る時代。
AIの台頭でこれから今まで以上のスピードで世界が変化していくことが予想され、平均寿命も長くなり、人生も本格的に100年時代。
そんな時代を生きていく子供達が大人になる時、どんな技能が必要になっているのかは誰にもわかりません。
ただどんな時代になっていようとも、新しいことに躊躇せず挑戦し、粘り強く淡々と向き合っていく姿勢や習慣や経験があれば、それらはきっと子供たちの人生を助けるはずです。
私たち大人に出来ること
何かを継続して頑張ってきた【記憶】は何よりの自信の素です!それをどう得るかは、ご家庭によって違うと思います。
楽器、スポーツ、英語、ダンス、編み物、そろタッチ。
なんであれ、私たち大人に唯一できることはそれを得られる【環境※】を作り、そこに身を置かせてあげることではないでしょうか。
※習い事に限らず、家の環境という意味も含まれます
そろタッチも、対面通学での教室が向いている子、Zoomが向いている子、ネット生が向いている子など様々です。そろタッチじゃなくてそろばんが向いている子もいます。



でもどの環境が合うかはやってみないと分かりません。どうしたらいいか分からない場合、是非ご相談ください。